マレーシアで暮らすハードル2(給料)


前回(治安編)に引き続き私がマレーシアで暮らすにあたり、ハードルと感じたものについて記述致します。

次は給料。私がマレーシアに移住を検討していた際、言われて最もショックだったのがこの給料の額であった。もともと発展途上国であるし、現地の物価水準が安いのは知っていた。その為ある程度覚悟は出来ていたものの、正直初めて金額を言われた時はとても受け入れられる金額ではなかった。マレーシアでの仕事を紹介してくれた知人は冷たくこう言い放った。「給料は(日本円換算で)10万円ぐらいだよ」。ガーン(笑)。

この提示された給料の金額はこれから初めての海外生活をエンジョイしようと希望に燃えていた者のモチベーションを打ち壊すのに十分なほど、低い金額だった。比較的IT業界での経歴も長かった私が、日本での新卒の給料よりも比較にならない程低い給料で働かなければならないなんて!と、とても悔しいと同時に何か足元を見られているようなイヤな気持ちになった。

誤解の無いよう補足をしておくが、当時は超円高時代だったので日本円換算だと最も低い金額になる事と、給料額はあくまでも手取り金額の最も低い額の例であり、私の場合はリーダポジションだったのでもう少し良かった(それでもかなり少なかったが)。また会社支給のコンドミニアム(高級マンション)に無料で住むことは出来た(但し光熱費は別でかつルームシェアであったが)。

私がもし新卒の身分であるなら、この待遇でも問題無く応募するとは思いますが、ある程度のベテラン、しかも比較的給料の高い方にとって、現地の給料水準で働くのはまず難しい事だと思う。ご結婚されている方は、とても奥さんを説得出来ない金額だと思う(笑)。

日本のような給料水準の高い国、とりわけ東京のような最も高い給料水準で働いている方の殆どについては金額が全てで、例え同じ日本国内であっても給料水準が下がる場合は移動したくないと感じることだろう。日本よりさらに水準の低い海外であればなおさらである。

それにもかかわらず、あえてマレーシアで働こうと思うには発想の転換が必要だ。

まずマレーシアは物価が安い。給料額は低くても、出て行く金額も低い。それに日本とは違って高金利(2016年6月時点で3.25%)の為、お金が長い間お財布の中に留まる事が出来るのだ。

また例え日本で働くとしても海外旅行には必ず行くだろう。但し、現地で働き、現地で長く暮らすという経験はプライスレスであり、金額には換算出来ない。英語力だってきっと向上するだろう。

それに現地の住宅は日本とは比べ物にならないぐらい広く、プールやジムなどの共用施設も充実していて非常に豪華だ。それであれば、多少給料が安くてもいいのではないか?

自分はこのように何度も自分に言い聞かせ、この重すぎる二つ目のハードルも何とか乗り越える事が出来た(笑)。


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