ETS Platinum乗車記


先日、KL Sentralからペナン島のあるButterworthまでKTMのETS(Electric Train Service)を利用したので内容をシェアします。名前から分かるようにこのETSはマレー鉄道の電化の象徴で、ディーゼル駆動の寝台列車を隅に追いやる元凶でもあります(笑)。

まずETSには停車駅の違いに基づきSilver、Gold、Platinumの3種類があります。もちろんPlatinumが最も速く、かつ料金も高くなっております(Butterworthまでの場合、PlatinumはRM79、GoldはRM59)。

チケットはKL Sentral等の窓口で事前に購入しておく事が確実ですが、KTMBのサイトが便利でしょう(その場合、手数料RM2かかります。チケットは印刷しなくてもスクリーンショットだけでOK)。

ETSのホームは通常のKTMコミューターとは違い、Intercity用のホームからの発着となるので注意して下さい。

2016_070316_0157_879

2016_070316_0223_721

車両の様子です。この車両自体まだ新しい為、とってもキレイでした。定刻遅れの午前9時5分で出発進行!

2016_070316_0246_059

しばらくすると車内食?を無料で配ってきました。自分はこのような軽食が提供されるのを知らなかったので、売店で買い込んでしまいましたが(笑)。

朝一番の列車だった為か、車内はガラガラ。冷房がガンガンに効いて寒いぐらいです。長袖の衣類でもあったほうがいいでしょう。ちなみに全ての座席下にはコンセントが完備されているのでスマホの充電に最適です(形状はBFタイプ)。

2016_070710_0530_577

KL市内は比較的ゆっくり走っていて、最初はとても特急列車とは思えないスピードでした。線路の状態も悪く結構揺れます。Putra駅を通過した辺りから徐々にスピードアップを開始していきます。何というか加速がイイ感じです。これはもはやマレー鉄道とは言えないレベルです(笑)。

Sungai Buloh駅などは複々線化されている為、既存のKTMコミューターが通過の妨げになる事はありません。

次の停車駅であるIPOHまではかなりの距離があってヒマな為、車内を軽く見て回ることにしました。

20160627_093856

まずETSの路線図と車内案内です。既に南のGemasから北端のPadang Besarまでの全ての区間がETSにより電化されたのが分かります。

次に車内案内ですがA〜Fまでの6両編成となっているようです。まずは食堂車へGO!

2016_070316_0342_097

ナシレマとコーヒーぐらいしか売っていませんが、車内販売を行っているのは嬉しいところです。

2016_070710_0124_584

トイレも比較的綺麗です。ハンドシャワーがあるのがありがたいですね。その他、マレーシアらしい設備としてはムスリムの為のお祈り部屋が設置してある事です。お清めの為の水道もあります。このように移動中であってもお祈りできる環境が完備されている事から、マレーシア人がいかに信心深い人々であるかが良く分かります。

2016_070710_0636_248

車内には液晶ディスプレイがあり、時速90km以上になるとスピードが表示されます。何キロまで加速できるかチラチラ見ておりましたが、今回は最高で140kmぐらいまで出たようです。

2016_070714_0719_546

Kuala LumpurからIPOHまでは直通運転。あまりにノンストップ過ぎて途中で寝落ちしてしまいました。

2016_070714_0345_859

2016_070711_5713_697

11時20分、IPOH到着。さすがにPerak州の首都。豪華な駅舎です。他の駅とは品格が違いますね。

そしてIPOHからしばらく電車に揺られ続けること1時間半。

2016_070714_1026_230

2016_070712_0502_733

定刻より15分遅れ、12時50分にようやく終点であるButterworthに到着しました。KLから約3時間50分の旅。さすがにこれだけ長く乗ってると電車も飽きてしまいます(笑)。快適に旅ができるのはIPOHぐらいまででしょうか。

2016_070712_1707_570

ただ、ここまで来るとペナン島はもう目と鼻の先。海の近くまで来たんだなぁという感じです。

2016_070712_0633_562

2016_070712_0601_441

私が寝台列車に乗り、一晩かけて初めてButterworthまで行ったのが2011年でした。あれから駅舎はすっかり新しくなり複々線化された為、全くの別の駅に到着したかのようです。

以前はKL Sentral〜Butterworth、Butterworth〜Bangkokと寝台列車を乗り継いで行けたらしいのですが、現在はETSによる電化で西海岸線の寝台列車は全て廃止となってしまった為、バンコク行きの寝台列車に乗るには国境のPadang Besarまで電車で行き、そこからタイ国鉄に乗り換えなければならなくなりました。

深夜特急(小説)に憧れてマレー鉄道の寝台列車に乗られた方は大勢いらっしゃると思いますが、マレーシア内ではもはやその風景は無いと思うと少々寂しい気がします。ただしタイ国内の寝台列車に関してはまだまだ健在なので、別記事にて書く予定です。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA