マレーシアで暮らすハードル1(治安)


今でこそ、海外移住や海外就職(いわゆるセカ就)は一般的になってきましたが、私がマレーシアに移住を決意した2011年はまだまだ海外で働く事は一般的で無く、現地で働く日本人もかなり珍しかったように思えます。

日本人にとってあまり馴染みのなかったマレーシアが脚光を浴びたきっかけは、2010年12月のエアアジアのKL/羽田便就航だと思います。海外では既に人気で市民の足であったLCCも日本ではほとんど知名度が無く、思わぬ黒船の来航といった感じだったと思います。翌2011年11月にはKL/関西便も就航し、マレーシアは一気に手軽に行き来出来る国になりました。

もっとも全ての方がLCCを使っているとは思いませんが、私の場合は実家が成田よりも羽田空港からの方が遥かに近く、かつ運賃が非常に安かった為(SALE最安値で片道7000円!ぐらい)、日本に帰省する際は非常に愛用しておりました。このように気軽に安く日本に帰ることのできる手段がある、という事は私にとって非常に重要な事でした(もっとも、マレーシアで就職したばかりの頃は現地での生活や仕事に慣れるのに精一杯で、現地で一人前になるまでは日本に帰らないつもりでした)。

日本からのアクセスには何の問題の無いマレーシアでしたが、私が生まれて初めて海外で生活するにあたりハードルが高いと感じたものは「治安」「給料」「英語」の3つでした。今回は治安にフォーカスした記事を書きます。

まず治安。私は学生時代から海外旅行が大好きでいろいろな国々へ行ってきましたが、治安の良い先進国ばかり行っていたためか、それまで怖い思いをした事があまりありませんでした。しかし2010年にフィリピンのマニラに行った時は、着いた初日にスマートフォンを盗まれてしまい、滞在期間中ずっと怖い思いをしました。何と言うか、素人が目的も無く気軽に訪れるような街ではないと強く感じました。

それからというもの、すっかり東南アジア恐怖症(笑)になってしまい、非常に治安を気にするようになりました。マレーシアに就職する際も、すぐに応募するような事はせず、まずは自分の目で実際に街の様子を見て、それから判断しようと思いました。私の場合はフィリピンでの体験がかなりのトラウマとなっていた為、このプロセスは必須となっておりましたが、他の方に話を聞くと、下見もせずにいきなりマレーシアでの勤務を開始した方が結構いて、みんな勇気あるなと思っていましたw。

下見旅行の際はシンガポールとマレーシアをセットで旅行しました。まずは治安の良さそうなシンガポールから入国。今となっては笑い話ですが、当時の私はシンガポールでさえ、非常に治安を心配しておりました。なんせ初めての国だったので。ただ実際に街中を歩いてみてビックリ。日本と同じ、もしくはそれ以上に治安が良く、夜中の2時ぐらいでも女性が平気で出歩けるような雰囲気でした(というか実際に出歩いている)。こうしてシンガポールならば特に問題無く住めそうだな、と感じました。

次に本命のマレーシア。私は寝台列車を使ってジョホールから入国しました。ジョホールで驚く事は、シンガポールにいた人々とは全く人種が異なる事でした。シンガポールは主に中華系の人々が占め、欧米人などもよく見かけたのですが、マレーシアに入ると一気に人々の様子が変わり、肌の色が濃い人々が増え、マレー系やインド系の割合がぐっと増えました。人々の様子が変わっただけで、特に何かがあった訳でも無かったのですが、ちょっと緊張感を覚えました。国境を越えるとこんなにも違うのかと印象に残っているのを覚えています。

その後列車はクアラルンプールに到着しました。宿はチャイナタウン(Pasar Seni付近)に取りました。今思えば何であんなに汚くてボロいホテルを取ったんだろうと呆れるぐらいの部屋でした。窓は無く、エアコンも無く、ファンだけでした(笑)。チャイナタウンはどことなくいかがわしい雰囲気のある街でしたが、マニラの時のような危険な感覚は感じませんでした。その後KLCCやKLセントラル、ランカウイ島なども周りましたが、身の危険を感じることは一切無く、治安に関してはようやくクリアすることが出来ました。


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